誰かのためのブログ

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Radiohead - Nude 内側にある希望

誰を責められるだろう。

責めて何か変わるだろうか。

もし、僕らが大きな理想に囚われているのだとしたら、

それは不幸への第一歩かもしれない。

でも、その理想に賛同したのであれば、

それは自分の問題でもある。


社会で起こるさまざまな問題を考える時、

この一連の思考を巡り、結局今の状態を選択してきたのは、僕たちであり、僕たちの周りの人たちであると思う。

それが大きく括った自分たち自身の選択ならば、

僕たち自身で是正していかなければいけない。

そういう状況で自分にできることは何か、と、

そういう考えに及ぶ。


ここは敢えて自分の外側ではなく、

自分の内側、つまりは、自分の手の届く範囲に焦点を当てるべきだ。

手の届く範囲を”幸せ”にすることが、

人間の最終的な使命だと思うからだ。

 

当然、その中には自分自身も含まれている。

自分自身と周りの大切な人たち、それだけでいい。

でも、忘れちゃいけないのは、

幸せの定義は人それぞれ異なるけど、

誰かの不幸を土台にするものではない、

ということだ。それだけは永遠に揺るがない。

 


僕の好きなRadioheadの曲にNudeという歌がある。

その一部の歌詞を書いてみる。


“Don’t get any big ideas”

自分の手の届かない物事を考えるのは、

やめた方がいい。


“They’re not gonna happen”

何も起こらないから。


“You paint yourself white”

自分自身を白紙にして、


“And fill up with noise”

ノイズで埋めよう。


“But there’ll be missing”

でも、それだけではまだ足りないんだ。

 

 

この”ノイズ”とは、余分な情報だ。

今風に言うと多様性ではないだろうか。


“足りない”ものは何か。

情報が揃った後にやるべきこと、それは意思を持つことであり、行動することだ。

 

さまざまな価値観を取り込み、

意思を示すこと、意思疎通を図ること、

そして、それを形にしていくこと。


それが必要だと、トムヨークは歌っているのだ。そうやっていかないと知らず知らずのうちに地獄に落ちてしまうよ、と教えてくれている。


僕自身、何が言いたいかというと、

自分の外側のことを嘆いているだけでは何も始まらないし、

それは何もしていないのと同じで、

そんなことしてる時間はもったいない。


だったら内側、そう、手の届く範囲に焦点を当て、

そこから変えて、形にして行ったら、

それは揺るがないものになるのではないか。

 

そして、刻一刻と変化する外側に一喜一憂することなく、

内側から外側へ向かう準備ができた時、

それは外側に潜む大きな化け物を駆逐できるのかもしれない。

 

そういう希望や可能性を歌った歌だと思う。


外側にある絶望ではなく、内側にある希望。

それが今、1番必要だと思う。