戻ってこれないかもしれないほどの
夢中になって観るドラマ、映画。
夢中になって読む小説、漫画。
そういう作品に出逢って、
夢中とは惜しみなく時間を費やせる沼のようなものだな、と感じる。
自分の思考がその作品の中に入って、
登場人物たちの気持ちに同調して、
喜怒哀楽を感じる。
それは、自分が今までの人生で感じてきた、
感じたことのある気持ち、
その片鱗を切り取ったかけがえのない感情なんだと思う。
喜びに元気をもらい、怒りに慰められる。
哀しみは自分はひとりじゃないんだと証明してくれ、
楽しさは悲観的な僕の背中を押してくれる。
そうやって、何とかやってきた。
だから、
これからも良い作品と出逢いたい。