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Big Fish - Tim Burton

ティムバートン監督の父と子の物語だ。


不仲な父と子が、父の最後に関係を修復するために子が歩み寄る。

 

 

エドワードが子ウィルへ語る話は普通じゃない。

まるでおとぎ話。

 


未来を予見する魔女、


共に旅した巨人、


ウィルの誕生した日に金の指輪で釣った幻の魚、


そんな話をウィルは信じられるわけもなく、

大勢の前で堂々と語るエドワードを恥ずかしく思っていた。


しかし、父の余命わずかと知り、父の話を確かめにいく。

 

 

この物語は人間関係を修復する方法を教えてくれる。


まずは相手に歩み寄ること、


そして、尊重しようとすること、


最後に、自分も体験してみること。

 

 

人が人を批判するとき、大概このステップは踏まない。


ネットやテレビや噂で流れてきた情報の断片をもとに、

自分の立場から批判してしまう。


そうやってたら、いつまでたっても溝は埋まらない。

というか、溝なんか埋まらなくてもいい、

と言う人もいるかもしれない。

 


この映画は、そんな人にこそ見てほしい。

人と人が分かり合えた時、人生は豊かになる。

 

 

僕にも兄弟がいる。


昔から喧嘩ばかりで、はっきりいって仲良くない。


でもこの年になってくると、ふと、

死ぬまでには分かり合えたらな、と思う。

 

 

ウィルが最後にエドワードに、おとぎ話をする。


子が父の気持ちを体験し、父と子が分かり合えた瞬間だ。

 


その時、ビッグフィッシュの意味を知る。