手が届かないもの
夢は必ず叶う、という言葉と、
夢が叶うのは一握りの人間、という言葉は、
どちらも真実だと思う。
すでに夢を叶えた人にとっては、同じ意味の言葉なのかもしれない。
それは諦めなかった人間だけが辿り着けるステージだ。
努力を努力と思わない人や、
類稀なる能力・センスに恵まれた人にとっての当たり前は、一般ピープルから見た当たり前とは雲泥の差がある、
そういうことなんだと思う。
それでも少なからず、自分はいつかこうなりたいという思いは持っているし、
幸せな日々を送っているんだろうな、という実感はある。
嫌いな人もいるけど、好きな人もいる、
自分の命に換えても守りたい人もいる。
それでも自分の力が及ぶ範囲は限りある、
ということも分かる。
せめて、自分の手が届く範囲の人々には豊かな人生を送ってもらいたい、という想いが、
今の僕を動かす原動力になっている。
日々の時間は驚くほどに過ぎるのが早い。
人は現状に慣れてしまい、満足を味わえなくなる瞬間がある。
そういうときは、自分を客観的に見詰めてみる。
誰かが言ってたよ、
人生はプラスマイナスゼロだって。
山もあって、谷もあって、いつか辿り着くその先は、他の誰かが決めるものではなく、
自分が決めるもの。
当然、その価値も自分次第なんだと思う。
でも、自分の大切な人たちとは、
そういう大切な部分を共感したいよね。
だから、手が届かないものを嘆くよりも、
手が届くものに最大限に力を尽くそう。