誰かのためのブログ

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Imagine - 僕らは薄着で笑っちゃう

ジョンレノンが歌ってる。

 

『Imagine there's no countries

   It isn't hard to do

   Nothing to kill or die for

   And no religion too

   Imagine all the people

   Living life in peace・・・

   』

 

けど、

そんな平和な世界は、実現しないかもしれない。

歳を重ねるごとに、その思いは強くなってきてしまった。

 

こうしてる間にも、宗教の違いなど、さまざまな理由で、

戦争やテロなどの殺戮は繰り返されている。

 

それが現実。

 

なぜか、

なぜ世界から戦争は無くならないのか、

宗教が悪いのか、国が悪いのか、金が悪いのか、欲が悪いのか、

同じ人間が何で憎しみ合い、敵対するのか。

 

ジョンレノンが歌っていたのは、

余計なもの全部取っ払って、

みんなが同じになって、願えば叶う、

ということだと思う。

 

しかし現実は、その”同じになる”、

ということがものすごく難しい。

 

けれど、ジョンレノンは

それが実現できるとしたら、

それは想像することから始まると、

そう、信じていたに違いない。

 

みんなで想像して、

みんなで同じになろう、と。

 

頭の中であれば、人はなりたいものになれる、やりたいことがやれる。

 

そこに希望があるはずだと、

そう願いを込めた歌なんだと思う。

 

 

忌野清志郎さんのイマジンは面白い。

 

『天国はない ただ空があるだけ

   国境もない ただ地球があるだけ

   みんながそう思えば

   簡単なことさ

 


   社会主義も 資本主義も

   偉い人も 貧しい人も

   みんなが同じならば

   簡単なことさ

 


   誰かを憎んでも 派閥を作っても

   頭の上には ただ空があるだけ

   みんながそう思うさ

   簡単なこと言う

 


   夢かもしれない

   でもその夢を見てるのは

   君ひとりじゃない

   夢かもしれない

   でも一人じゃない

(ぼくらは薄着で笑っちゃう)

   夢かもしれない(ああ笑っちゃう) 

   かもしれない

(僕らは薄着で笑っちゃう)

(ああ笑っちゃう)

(僕らは薄着で笑っちゃう)

   』

 

凄く素晴らしい歌詞。

 

全体を通して見ると、ジョンレノンの歌詞を身近な言葉で置き換えている。

 

でも、特筆すべきは、

“僕らは薄着で笑っちゃう”という表現だろう。

 

彼はインタビューで特に意味はない、と語っているらしいが、

僕は敢えてこの言葉に意味を持たせたい。

 

たとえば、

薄着=無防備

と想像できる。

 

警戒せずに、武器持たずに、肩組んで、

笑っちゃおう。

 

たとえば、

薄着=穏やかな陽気

と捉えられなくもない。

 

穏やかな陽だまりの中で、幸せを感じながら、好きな人と笑おう。

 

彼なりの『幸福感』を表現しているのだと思う。

 

卵が先か、鶏が先か、

笑うから幸せなのか、幸せだから笑うのか。

 

幸せが幸せを呼び、

誰かの幸せが、また誰かの幸せをつくる。

 

その連鎖が、平和をもたらす。

おそらくそんな感覚ではないかと、想像する。

 

改めて考えてみると、幸せの定義は、

人それぞれ違うことに気付かされる。

 

ある人は朝起きて、美味しいコーヒーを飲んでいる時かもしれない。

 

ある人は好きなアーティストのライブで踊っている時かもしれない。

 

ある人は好きなお笑いを見て腹抱えて笑ってるときかもしれない。

 

ある人は映画館でポップコーンを食べている時かもしれない。

 

ある人は1日の終わりに風呂やサウナで、

リラックスしている時かもしれない。

 

そんな自分にとっての幸せを想像する時、

人は幸せな気持ちになる。

 

もしかしたら、ジョンレノンや忌野清志郎が言いたかったのはそういうことなのかもしれない。

 

 

想像する時、人は幸せになる。

 


想像する力は、他の動物にはない能力と聞いたこともある。

 

想像できることは、全て実現できると聞いたこともある。

 

 

戦争をなくして、平和な世の中にする。

平和を広めて、戦争を無くす。

 


そんなの無理だよ。やっぱりNOだ。

 


いい大人なら誰しもがそう思うと思うのだけど、

やっぱり僕は、人の可能性を信じたい。

 

それは音楽の可能性でもある。

 

ジョンレノンが残したImagine、

忌野清志郎が残したイマジン、

そこに自分なりのイマジンを創造してみよう。

 


そうしたらきっと答えはYESに近づくかもしれない。